暴露本を読んだ

昔、好きだったアイドルグループのボーカルだった子が書いた自叙伝、所謂暴露本を読みました。
内容的には、暴露って感じじゃなかったけど、家庭とかグループの中での暗部がいろいろ明かされてる感じでした。

もともとそのグループは大手音楽事務所に所属していたものの、解散を機に、ボーカルの子だけ独立、他のメンバーは、その事務所に所属したまま個別活動をしています。


読んで思ったことは、この子は多分、大ブレイクは出来ないだろうなぁということ。
唄も上手、人一倍負けず嫌いで仕事に一生懸命、独立してハングリー精神で頑張っている、そんなことが書かれていましたが、なんだろう、その子からそういう 不幸なオーラ、必死なオーラが滲み出てるんですよね。文章からもそういったことが感じられる。
やっぱり見てる方は、幸せを感じるから、唄を聞いたり、映像をみたりするんです。不幸とか必死さって、興味は持たれても、魅力にはならないと思うんですよね。根本がそれだと、飾りがどんなに華やかでも、見てるこっちがしんどくなっちゃう。
その子は弱冠20歳。幼い頃から芸能活動に身を捧げ、学校にもほとんど通っていない、学力も低いようです。

横道にそれますが、私はある程度の学力って必要だと思います。ある程度ってかなり漠然としてますが、まぁ、個人的には旧帝早慶以上の学力ですかね。
学力って、生活力に関わります。容姿がダメでも、勉強できれば高収入だったり安定している職業につける。更に、勉強って視野や世界を広げますからね。

その子は、芸能しか生きる道が無いし、無いと思っている。それはそれで良いけれど、確率的にかなり厳しい世界ですし。

その子の活動を応援することはもうないと思いますが、私の買った本代が有意義に使われることを願ってます。