必要な分だけ

今日まで仕事を休んで旅行へ。帰りの車中です。
携帯の電波通じないド田舎で、滑落者が後を絶たない渓谷トレッキングしてきました。
命の危機を感じた回数、2回。
引き返したいと思った回数、5回。
辿り着いた場所での感動、プライスレス。

アドレナリン大放出してかなり頑張りました。
気を抜いたら、滑落。
まだ死にたくない、って強く思いました。
普段、死にたいとか、思うけど、やっぱり死にたくないわ。

大自然とそこに暮らす人達と関わって、感じたこと。
必要なぶんだけ、感じれば良い、ってこと。
もうね、一歩踏み間違えたら、滑落。
足滑らせたら、真っ逆さま。
めちゃめちゃ怖い。足が踏み出せない。
でも踏み出さないと、進めないんです。鎖だって、片手で掴めば歩けるのに、怖くて両手で掴むと、足が出せなくなるんです。

恐怖心は大事、だけど強すぎる恐怖心は、身体を硬直させてしまう。落ちたらどうしよう、落ちたら大ケガするんじゃないか、落ちたら死ぬんじゃないか、悪い妄想のエンドレス。そして一歩も踏み出せなくなる。必要な分以上に感じてしまってるんです。感じるを通り越して、考える、になってるのかな。

喜びも楽しさも恐怖も悲しさも、必要なだけで良い。そうすると、満足できる。今って色んな刺激があって、よくわからない不安を駆り立てられて、もっともっとを求めてしまう。
もっともっとを果たすと、さらに上を求める。エンドレス。

死にたくない、って思ったとき、このからだと心さえあればいい、って思った。
うまくまとまらないけど、そんな感じ。
身体と心を大切にしよう、って言う気持ちが心に広がる旅行でした。